文部科学省に対する大学入学共通テストに関する要望書の提出について

 

   今般、私たち全国言友会連絡協議会は、吃音(どもること)のある人の当事者団体として、「大学入学共通テスト」に関して吃音のある高校生の権利を守るために、文部科学省に要望書を提出致しました。

 

   わが国では、2020年度から、従来の「センター試験」に代わって、「大学入学共通テスト」(以下、「共通テスト」)が実施されることになりました。この共通テストでは、特に英語(外国語)の科目について、これまでの「聞く」・「読む」に加えて、「話す」・「書く」に関する能力を評価することが重視されています。しかし、センター試験のように大量の受験者が見込まれる共通テストで、特に「話す」の能力を受験者ごとに個別に判定することは、物理的に困難だと考えられます。そのため、英語の能力を評価するために、事前に受験した民間試験の成績を活用することが認められることになりました。

 

 そのために認定された民間試験のひとつが、ベネッセコーポレーションが実施する「GTEC」です。しかし、この「GTEC」の「話す」能力の成績判定において、吃音のある人に対する合理的配慮が十分に検討されていないことが分かりました。ベネッセコーポレーションは、歴史的に学校との結びつきが強いことから、このままでは「共通テストを受けるならば、GTECの成績を使う」ということが、一般的になってしまう可能性があります。このままでは、吃音のある高校生の大学進学の道が著しく制限されてしまうことにもなりかねません。

 

 このような事態に強い危機感を覚えた私たち言友会は、文部科学省に対して別紙のような「要望書」を、2通の有識者の「意見書」を添えて提出致しましたので、ご報告申し上げます。

 

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添付資料①(要望書).pdf
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添付資料②(意見書:菊池).pdf
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添付資料③(意見書:飯村).pdf
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